原油とギリシャから巻き起こったリスクオフ相場。そもそもリスクオフって何?

年明け早々に世界同時株安が起こっている背景

新年早々に株安が世界を襲い、国際原油市況が続落、為替も急激な円高方向、投資家のリスクオフ姿勢が強まったとの声が多数きかれます。

ギリシャ政局を中心とした欧州に対する不安感も売りを誘い、鉱業のほか保険などの金融株、機械など輸出関連株を中心に東証1部33業種は全て安い展開に。

ではこのリスクオフ相場とはどういうことなのでしょうか?

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一般的にリスクオフの相場は、経済状態の不安材料が発覚したり、アメリカの経済指標の悪化が発表される等により、世界中の投資家が「世界はこのままどうなってしまうんだ?」と言う不安感から、リスクのある通貨や株または商品先物市場では原油を売って、安定した通貨である日本円やアメリカドル、金を買う動きが現れます。

リスクオフ相場の特徴

リスクオフ相場では投資家の不安感の払拭という側面から値動きが早いということを覚えておきましょう。現在の原油安やギリシャ不安だけではなく、ファンダメンタル要素や地政学リスクなどによって、世界経済に対する悪材料が出た場合、投資家がポジション通貨や銘柄を一斉に全て売り払ってしまおうとする投売り状態になることがあります。これは言い換えればバーゲンセールのような状態。これをSelling Climax セリングクライマックスと呼びます。(略してセリクラ)損をしても良いから大損する前に売りたいと言う現象で、パニック売りとも言われます。

新年早々のリスクオフ相場のきっかけは原油とギリシャ問題

昨年後半から急激に値を下げている原油価格の動きから、シェールオイルの開発が減ることが懸念され、鉄道株などが米国で売られています。「これまでの米国景気好調にはシェールオイルの開発が影響していた。しかし原油暴落でシェールオイルの需要が縮小すれば米国経済は思ったより弱くなるのではないかという理由から、日米欧の株式市場弱気になっている」という。

リスクオフ相場はこのように、世界経済を巻き込み一気に値が下がる傾向にあるので、特に気をつけて売買を行っていきましょう。