2015年の相場はどうなる?ギリシャ危機と原油安とロシア経済不安

ギリシャ危機2015年と原油安、その先に控えるロシア経済不安

2015年の相場でも勝利を手にして稼ぐ上ではまずこの三つのキーワードは避けて通れません。

年明けから不安定な相場…日経平均株価も下げからのスタート、為替市場においても急激な円安へのストップがかかったような値動き。
為替市場でもアメリカの雇用統計の数値はまずまずだったにも関わらず、ドル円は下落する結果となりました。
これらの不安定な相場を演出したのは上記の三つの要因から市場全体に先行き不安の声が上がっているからです。

未来の値動きを知ることは誰にもできませんが、より安定した投資運用の為に少しでもこれらの問題を理解して、立ち回ることが今年の勝利につながるのではないでしょうか。

ギリシャ危機2015

そもそもギリシャは過去にも経済危機を経験しており、ああまたかという声も聞こえてきます。正直、二度目である為にその影響力は限定的との見方もありました。ユーロ圏でも特に経済に好調なドイツでは国民の半数以上がギリシャのユーロ脱退を容認するとの報道もあり、売りの材料として利用される事はあれど、世界経済をドン底に落とすような可能性は薄いと思います。ちなみにギリシャはEU加盟の際に、過去一悶着しているので、近隣諸国も支援はしつつ同情の余地は薄れてきています。とは言え、デフォルト(債務不履行)、銀行取り付け、救済策、社会不安、ギリシャのユーロ圏離脱など大きな動きの行く末は選挙の結果と政策によるところも多く、市場には憂鬱な空気を漂わせているのはまちがいありません。

原油安によるエネルギー問題

逆オイルショックと表現された原油安問題。原油が安くなって嬉しいという声もありますが、投資家の方が戦う相場上では単純にプラスだけではありません。

実は原油の生産高一位はロシア

実は原油の生産高一位はサウジアラビアや中東諸国ではなくロシアであり、価格の下落で損をするのはロシア経済なのです。昨年のウクライナ問題へ対して欧米からの制裁に加えて、ロシアに追加の圧力をかける目的でサウジアラビアとアメリカでの密約の上でこの原油安が仕掛けられているといっても過言ではありません。これによりルーブルは大きく値を下げ、経済不安の要因となってきています。また、原油安による経済成長の鈍化が問題に上がり、日銀物価上昇2.0パーセントの計画に影響を及ぼし始めています。

ロシア経済危機は大きな問題

売りが強まる「リスクオフ」の傾向が高まり、ドル円が一気に115円台まで下落するなど、1998年のロシア危機の再来に怯えたパニックの気配も感じられた。強烈なロシア売りの中で中銀も対策を講じたが効果は限定的で、いくらかは落ち着いたものの不安定な状態、先行き不透明感はぬぐえていません。

最後に大事な日本経済の今後

他国の不安定な情勢もさることながら、我が国の経済も問題山積みです。先の総選挙で自民党は圧勝し、2015年もアベノミクス継続中とは言え、世界中からその実態を観察されている状態。また、日銀追加緩和、GPIF増額による管制相場により強引に株価をもちあげている今、次なる一手は用意できているのか怪しい所です。世界経済が安定して推移しているのであればこの手法でもいいかもしれませんが、外部的要因によるリスクの増大に即座に日本経済は対応できるのかという不安を感じます。

ここ数年の上げ上げ相場では勝ちやすかったと言えますが、一度調整局面に入るとまた戦略も見直す必要があるかとおもいます。