取引の基本中の基本。指値逆指値注文をクセ付ける
今の株価では買いたくないけど、ある株価水準まで上昇すればブレイク買いのために買いたい。または今の株価では売るつもりがないけど、ある株価水準まで下がれば、諦めて利益確定や損失確定を行うということを予約注文しておけます。
取引において逆指値は特に重要と考えます。
- 下がってきたのに反発を期待して持ち越して結局損切りしてしまう。
- 損切りがいつも遅くて気が付くと損失が大きい。
- 利益が出てたのに欲張って持ちすぎて高値で取り残される。
- 忙しくてずっと株価を見ているることが不可能。
このような経験がある方は、この逆指値注文でスッキリ解消する事ができます。ちなみに僕自身は取引の時に逆指値を入れないと、不安でソワソワしてしまい、精神衛生的にもよくないと考えています(笑)さらに、ここ数年は逆指値注文のおかげで大きな利益を手にすることができましたので、反省も兼ねてご紹介してみたいと思います。
アベノミクス相場のドル円は一方的な円安傾向、上昇トレンド、チャートも駆け上がった
利小損大は一番危険、時間も無駄
含み益はすぐ利確してしまし、含み損はいつまでたっても確定できないという話をよく聞きます。この現象は心理的にも研究されていて、利小損大になってしまう人がいかに相場上に多いのかがうかがえますね。コツコツドカンという言葉も、同じ意味です。コツコツ(小さく)勝って、ドカンと(大きく)負けることを意味します。3000円の利益を9回成功させても、たった一度の30000円の損失でマイナスになってしまい、さらには時間の無駄というオマケまで付いています。
この数年、僕は自分がポジションを取った際にこれらの点を心がけました。
- 逆指値価格まで下がったら諦め、素直に損切りする。
- チャートが大きく上昇した時には逆差しの値段をちょこちょこ変更していく。
- 円安がどこまで続くかわからないので、利益確定はしない。
- 逆指値が刺さった場合は、そこからさらに下の値段まで下がるのを確認してロングを取り直す。
逆指値の値段をチャートに連動して上げていくという行為は、考え方によってはオススメできませんが、上昇トレンド中に関しては下がったら利益確定、下がらないならまだ上にいく力があるという事です。乱高下の激しさから逆指値をどのくらいの範囲で取るのかという点では基本的に中期のボリンジャーバンドなどテクニカルを参考にしました。
最後になりますが、今回書いたことはごく基本的な事ですが、自分自身の取引を冷静に見つめなおすとこの手法がよかったのだと思います。もちろん下降トレンドへの転換がいつ来るのかは常に意識して、世界情勢や地政学リスクを吟味した上でトレンドに上手くのって、利小損大を避けるということが大事なのだともいます。