【初心者講座】スイスフランショックって何?つまりどういうこと?

スイスフランの上限設定措置撤廃

ネットやニュースなどでも多く取り上げられましたが、改めてこれ何なの?って人向けに記事を書いてみます。何かの参考になれば幸いです。

さて、このスイスフラン上限撤廃の影響で一夜にして億の大金を手にした人もいれば、逆に全てを失った投資家も多かったようです。個人投資家だけではなく、ファンドや海外為替ブローカーまでも破綻する事態に発展しました。

具体的にはどういうことなの?

スイスは、2011年9月に、スイスフランの価値が上がり過ぎないように1ユーロ=1.2スイスフランの上限制度を導入し、世界への約束としていました。この制度によって不安定なユーロを守ってあげていたという側面もありました。守ってあげていたということは、ユーロ高が進めはスイスは得をするわけですが、逆に将来ユーロ安は進めばスイスは損をしてしまうということ。そして、ここ最近の不安定な流れの中でいよいよユーロを守ってあげることができないよっていう判断を下したということです。

なぜこんな大騒ぎになったのか?

本来、このような大きな影響を与える決定や発表は徐々にというか、周りのバランスをとりながら行っていくものなのですが、スイス中央銀行の発表はまさにサプライズでした^^;

例えば日銀の追加緩和は去年10月31日に発表されましたが、黒田総裁は随分前から追加緩和を考えている、そのタイミングを見ていると発言を繰り返し、きたるハロウィンについに決定発表をしました。それでもかなりの影響力があったのはご存知の通りかと思います。

しかしスイスはと言うと…

スイス国立銀行のダンティーヌ副総裁は12日にチューリッヒにて
「1カ月弱前にあらゆる角度から状況を再評価したけど、今の上限は今後も金融政策の基礎であるべきと確信している」
と述べています。これは上限撤廃の3日前のことです。さすがに目を疑いましたw

こんな発言をしていた事もあり、市場関係者もそろそろヤバイかなと思っていたものの、まだスイスは頑張るのかーなんて思っていた矢先のことで大混乱を招きました。
ある意味で周りの影響なんか知らんよって位の強気な行動だったと言えますw

またスイス国立銀行のジョルダン総裁は上限撤廃発表後に
「スイスがこの政策を継続してたら、俺らがコントロール不能に陥る危険があった」
「為替に過剰な動きが見られる。時間がかかるかもしれないけどお前ら落ち着け」
とのコメントを発表しています。

こんな強気な行動にでられたのもスイスは永世中立国だからだという分析をしている人もいます。

スイス人には上限撤廃は嬉しいニュース

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「まるでクリスマス」、スイスフラン高騰に歓喜するスイスの人々

スイスは輸入が多い国なので国内の物価も下がり、フランを稼いで海外へ旅行するといった人は得をします。また、ユーロを守ってる場合かという声も国内にあったために、国民の方々はまるでお祭りのように騒いだとの報道もありました。ただし、スイス国内の観光業や外国人向けに商売をしていた人は観光客が減るのでダメージがあるでしょう。

なぜ投資家は大混乱した?

この上限撤廃では約40年ぶりの水準まで円が売られました。つまりフランに買いが殺到したというわけです。スイスフラン円をロングで持っていた方はまさに宝くじがあったかのように資産が増えたことになります。
(最高値で売買するのは非常に困難だったと思いますが)

逆に投資家で大きな損失を被った人は、ユーロスイスフランを買っていた人です。これは主に欧州のトレーダーや為替ブローカーなどが多数です。

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もちろん各国の通貨や世界市場は綿密な関係性がありますので、ドルや円にも影響を及ぼしました。
また、この発表と値動きを見て投機マネーとして勝負をしかけるトレーダーが殺到し、その不安定な相場取引の中で大きな利益を得た人も大きな損失を得た人もいます。
通常では考えられない値動きだったので、あっという間に数十万・数百万円という金額がマネーゲームに使われました。

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今後の動きは?

一部の市場関係者はやりたい放題ともいえるこのスイス中銀に対してこうコメントしています。
「スイス中央銀行の突発行動が新しい通貨戦争の信号弾になる可能性があるぞ。」
「今回の一連の出来事でスイス銀行の信用はなくなった」
「この件で欧州中央銀行ECBがユーロの量的緩和をするという確信が強まった」
「他の国もこの不利益を減らすため、突発的な独断的な行動に出ることもありそう」
なによりも今週以降はユーロの出方が気になるところ。
さじは投げられたこの2015年大相場に直面し、投資家の興味は当面スイスと欧州に向かいそうです。