安い時に買って高い時に売る→これは大正義だが難しい。じゃあどうする?

安い時に買って高いときに売るのは大正義

この言葉は投資を行ううえで必ず使われるキーワードです。
日々銘柄選びや、通貨のポジションを取るときにこれを意識しないトレーダーはいませんよね。

もちろん理想的であり、これが毎回できるなら投資を行う人は全員が大金持ちになってしまいます。
下の画像は、まさにこの安い時に買って高いときに売るを実践したチャートです。結果論で言えばこのトレードは全勝し、資産も何倍にも増やすことができたはずです。

また、近年の投資ブームによって、書籍やメディアCMなどでもこの言葉が乱用されています。まったく経験がない方には「あら簡単そうね、私でもできそう!」なんて気持ちにさせる魔法の言葉だったりします。

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しかし現実はこんな甘くない。騙されてはいけません

この図のように毎度毎度取引が行えるわけはありません。
投資取引は結果論で分析し、理由をつけることは非常に簡単です。

一番大事なのはリアルタイム性であり、今まさに銘柄保有、ポジションを取った時はまだ知らぬ未来との戦いを行っているわけです。
特に、デイトレードやスキャルピング取引であれば、その戦場は瞬間瞬間となります。
当然、人間ですから心理的な不安や、高望みの気持ちも訪れます。資金管理もしっかりしないと、あっという間にロスカットになってしまうケースもあります。

現実的にはこんな感じになりがち

上記の画像と同時にこんな気持ちのトレーダーが多いという事実。
黄色の修正マーカーを入れてみました。

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画像を編集してて自分で悲しくなりましたw

上記のように、勝利のトレードの裏で実際は多くの投資家の方が損をしてしまっているのです。
また、一度のロスカットや損切りで次にくるチャンスを逃し、ただ見ているだけというなんとも言えない最低な時間を過ごしたりもします。

このようなケースにならないように資金管理が非常に重要なのですが、リアルタイムで動くチャートを目の当たりにすると
冷静な判断ができなくなってしまう人も多いです。もちろん大手のヘッジファンドの騙しなども繰り広げられますし、何よりも誰一人として未来のチャートはわからないのですから、自分のポジションは正解かどうか不安に陥ってしまうのです。

生き残るトレーダーの考え方

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ご覧ください。このさらに理想的かつ現実的な取引を w

これもまた非常に難しいところですが、解説していくと

  • 高値開始の際にレンジブレイク開始を意識しておく
  • 窓があいた時点でまだ上もあるが、同時に窓埋めも意識して利確
  • 値段がリバウンドし、下落した際に元値で食いつかない。
  • 過去の保有銘柄から相対的に安すぎる値段で再保有・ポジションを取る
  • 最終的に適正価格で売却

またこの取引では回数が少ないので手数料もお得ということが言えます。
(これは各証券会社さんによって違いますので要確認です)

そもそも銘柄も通貨もある程度の一定期間内での適正価格というのが必ずあります。
いきなりのニュースなどで飛び込んでしまうと思わぬ高値掴みになり身動きが取れなくなります。
そしてその含み損を抱えたまま時間を過ごすことほどストレスのたまる時間はありません。

改めて、トレード内容を振り返り、最適かつ安全なトレードで勝利をその手につかんでいきましょう^^