腰を据えた取引で勝利を呼び込む
投資の目的は資金を増やすこと。ところがトレードを初めたての頃を思い出すと、その行為そのものが刺激的であり、取引を行うことが楽しくなり過ぎてしまい投機的なポジションを取ったり、冷静さを失ってしまうことがあります。
フラフラしてしまう気まぐれトレードとは
1.保有時の目標価格に達したにも関わらず、利益確定をしないパターン
投資家の方なら利益が非常に乗って儲かっている時に、つい笑顔になりながらパソコンを眺めている事もあると思います。気持ち良く株価は上昇し、当初の保有時に予測していた株価を超えてきたとします。そこで本来は利益確定をするはずだったのですが、欲が出てくるときがあります。
「まだまだ株価は上がるはずだ!」
「ここで利益確定はもったいない。まだ高みに上るはずだ!」
「こんな微益で利確はできない。先週までの損を取り戻すチャンスがきた」…etc頭の中に名もなき期待感が巡り始めて、利益を確定させず、気がつけば大きく含み益を失ってしまう事があります。
「まだまだ株価は上がるはずだ!」
「ここで利益確定はもったいない。まだ高みに上るはずだ!」
「こんな微益で利確はできない。先週までの損を取り戻すチャンスがきた」…etc頭の中に名もなき期待感が巡り始めて、利益を確定させず、気がつけば大きく含み益を失ってしまう事があります。
2.短期取引だったはずなのに、予想外の株価下落から、来週には戻るはず…といきなり長期保有計画に変えてしまうパターン。
ある程度の値動きを見て、数時間後には利益確定をするつもりで保有した銘柄。ところがあなたが保有した途端にそれまでにない値動きを始める事があります。
このような場合は実はまったくの予測ミスなのですが、それを受け入れるのは中々困難です。短期取引で利益をとるはずだった計画をいつの間にか、来週には戻るだろうと長期的な目線に切り替えて、ズルズルと含み損を抱え続けるパターン。この根拠なき言い訳を自分に言い聞かせて、含み益を我慢し続けたりするのも気まぐれトレードの一種だと僕は考えています。
これらのことが思い当たる投資家の方は適当にトレードをしてしまっている可能性が高いです。
もちろん勝てるときもありますが、コツコツドカンになりやすく、危険な取引のクセと言えるかもしれません。上の事柄に共通して言えることは、保有した時の考えや計画をその後の状況の変化で変えすぎているということです。大手のヘッジファンドなどでは計画をコロコロ変えて取引する例は少なく、やはりその都度計画通りに取引を行っていく方が勝率も格段に上がってきます。
ポジポジ病も投資での勝利を邪魔しますが、同じようにこの投資における気まぐれトレードも非常に気をつけるべきポイントだと僕は考えています。
僕自身もこの、気まぐれトレードを意識的に自己規制できるようになった頃から安定して勝利できるようになりました。
もし何かの参考にして頂ければ幸いです!