【ドル円】6.2深夜 ISM指標良好でオラオラ相場継続。必要なのはテクニカルやファンダではなくLボタンとそれを押す勇気だった模様

円安が止まらない。怒涛の上昇チャート

6月も始まりましたが、引き続きドル円上昇がとまりません。アメリカ時間まではまだ低ボラだったものの、経済指標の良結果をトリガーにさらに一段上昇し、この記事をかいている時点で125円目前と行ったところ。先ほど数時間前に発表された指標は以下のとおりです。

2015.06.01 23:00-

【米国】
5月ISM製造業景況指数
結果:52.8
予想:52.0
前回:51.5

4月建設支出(前月比)
結果:+2.2%
予想:+0.8%
前回:-0.6%

2015.06.01 23:00のチャート

写真 2015-06-01 23 00 49

テクニカルもファンダメンタルも無視して上昇。

ひたすらロングポジションが勝利している状況、相場は結果がすべてとはいえなかなかの大相場を現在も継続中です。
レンジ相場が得意な人にとっては非常に戦いにくい状況と言えるかと思います。また、テクニカル重視のトレード手法の方も苦戦を強いられるのではないでしょうか?
利上げを織り込んでの上昇相場ですので、要人発言などで一時的に勢いを失うこともあるかと思いますし、短期利確での売りもあるのですが、とにかく買いの圧力が強く、下がっても即座に上昇エネルギー(養分)にされて駆け上がるという流れですので、ショートポジションを抱えている方は連日頭が痛い状況が続いています。

レンジブレイクから天井を模索中。短期売買は損を抱えやすい

あくまで市場予測なのでなんとも言えませんが、レンジブレイク後の次なる値幅はどこに着地するのかを考えてみたところ、125円-128円ラインも想定内なのが驚きです。一部130円との声も上がっています。さすがに一方的にあと5円上昇は考えにくいとはいえ何があるかわからないので、注意は必要です。また、明日も陽線を付ける場合、7日連続となりますので、一時的な調整が起こるタイミングもそろそろのはず。こう考えると、下手に短期売買で飛び込むと痛い目を見やすいのかもしれません。
相場参加者全員が暗中模索の状況ですと、何かのきっかけで値は乱高下します。そうなった時に短期売買でうまく波にのるのは難しいので、ハイレバで短期狙いなどは控えたほうがいいかもしれません。(その手法が得意な人には最高のチャンスかもしれませんがw)

今日の高値が明日の底値状態、いつまで続くのか

写真 2015-06-02 2 30 27

ドル円の一服状態はどこでやってくるのか。
連日高値更新、買い圧力を続けているので、この状況をショート目線で狙うのは危険です。しかし永遠に一方通行相場は続かないもので、どこかで利益確定なりトレンド転換が必ずやってきます。そのタイミングがどこに来るのかを見極めようとする動きも強くなっているので、そろそろ先の展開に備える必要性を感じています。雇用統計の発表を大きな軸として見ると、明日以降で調整によるジリ下げが起こってもおかしくありません。また同時に、125円を超え127円目前くらいを目指す可能性もあります。
指標が良かったというのは利上げに追い風ととられ、さらに加速して上昇相場が続く可能性もあります。上も下も硬くなってきた時に、そろそろ転換のタイミングを迎えると僕個人は思っています。