新日鉄住金 <5401> が2月1日後場(13:00)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比46.1％減の1850億円に落ち込んだ。併せて、通期の同利益を従来予想の2500億円→2000億円(前期は4517億円)に20.0％下方修正し、減益率が44.7％減→55.7％減に拡大する見通しとなった。

会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1201億円→701億円(前年同期は2754億円)に41.6％減額し、減益率が56.4％減→74.5％減に拡大する計算になる。

同時に、従来未定としていた今期の年間配当は18円(前期は10→1の株式併合前で5.5円)実施する方針とした15年9月に実施した10→1の株式併合を考慮すると、実質18.2％減配となる。

直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比66.9％減の551億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の8.5％→4.1％に大幅悪化した。