株式投資でもFXトレードでも投資家の方が慣れてくると必ず陥る病気があります。
それは通常ポジポジ病と呼ばれ、ネットや掲示板でも比較的よく目にする言葉です。
特にクリスマスや年末年始は特別営業時間が多いのでこちらの病に悩まされる人も多いです。
- どこかに今すぐ買えるアツい銘柄はないか?
- まだまだ上昇の余地を残している銘柄はないか?
- 今参加しないと機会損失なんじゃないか?
- 昨日までの損失を今日中になんとか取り戻せるチャンスはないのか?
- 何かの銘柄を買いたい!今ロングポジションを仕込みたい!
投資家の方は46時中、こんな葛藤に悩まされがちです。
この後追いのポジポジ病は非常に厄介
残念ながら、相場ではほとんどこのポジポジ病で手にした銘柄・ポジションは損失を生み、我慢の時間帯を強いていきます。
特に、短期急騰で上昇し続けるチャートを眺めている時、スタート近辺で買えなかった投資家ほどそういう【買いたい願望】は強くなります。
ただし、そのような場合に飛び乗ると冷静な判断の下におこなった取引ではないために、高値掴みや反転のタイミングに巻き込まれ損失を生んでしまう事が多いです。
初心者投資家から、少し慣れてきた1年目くらいまでの投資家の方に非常に多くみられるこのポジポジ病
いい特効薬があればいいのですが、1年目のトレーダーの退場理由、大敗理由は90%これが原因です。
本来、投資とは山ほどある投資対象を選定し緻密に調べ上げ、研究し、大事なお金をつぎ込むもの。
どれだけ戦略と見通しをもって投資の精度、質を引き上げたのかが勝利のファクターになります。
日足ベースのトレードであれ、1時間足、分足のトレードであれ、ベストな買いポイントで買っていくためには事前のチェック、そして正しい判断が必要です。
ポジションした途端に予想と逆の動きをした事が多い方のほとんどはこの大事な部分をおろそかにしていたといえます。
相場は逃げません。待っていれば、ベストな買いポイントが必ず来ます。ベストな買いポイントとは、下落調整後した後、再び上昇に転じるポイントです。
そのポイントは相場の集団心理も発生しやすいポイントですので、大きな値幅も取れるようになります。
注文を待てない、すぐに色んな銘柄に手を出して損をする、もしくは小さい利益のために精神消耗トレードをしてしまうと、大事な瞬間をさらにまた逃して後追いトレードから抜け出せません。
我慢すべき待ち時間は【損失を回避してる時間】
自分でもリスクがあるのにポジポジ病が我慢できないという人は、パソコンやスマホを閉じてコンビニでも行って、コーヒーを飲んでみましょう。
そしてその時に、あの瞬間にトレードしていたらどうなっていたかを脳内ヴァーチャルしてみましょう。
もしもチャンスを逃していたとしても、あなたは損はしていません。
機会損失という言葉がありますが、お金が減っているわけではありませんので安心して下さい。
トレードですから、プロの人間でもいつも儲かってるというわけではありません。
プラスのトレードもあれば、マイナスのトレードもあるわけです。
さらには無駄なトレードを減らすことは、体力温存になります。より勝利を掴むためには大切な作業の1つです。
最後繰り返しになりますが、あなたにとってベストな買いポイントは必ず来ます。
待っているとそういうタイミングでピンポイントで取引出来るようになり、結果として利益を今以上に伸ばすことが出来るようになります。
ぜひ、トレードの質を上げて、儲けていきましょう。