両建て取引であなたの投資の判断ミスを軽減、作戦を立て直す方法

両建て取引はチャートが読めるようになってから

両建ては、あまりに自分の予測とチャートが逆行した際に効果的な手法であり、的確に行うことで投資の勝率を上げることが可能です
しかし、リスク軽減するために両建てをしたのに、よけいに損失が膨らんでしまう危険性もあります。
両建て商いとはなんたるかをしっかり理解してから行うように心がけましょう。

両建てとはそもそも何なのか

同じ通貨や株式に対して、“買い”と“売り”両方のポジションを持つことです。
“買い”と“売り”の両方を持っているということに、どういった意味があるのでしょうか。

スクリーンショット 2015-01-06 12.42.07

こんなケースに効果的

例えば、あなたがロングポジションを抱えていた対象の通貨や株の価格が思わぬトレンド変更によって下落してしまったとします。
当然、含み損がどんどん発生して、塩漬け状態になります。その際にその時点で同一銘柄、通貨に売りを出します。まだ下がるのはわかっているが、損切りではなく売りで入ります。その後も価格が下落していく場合、損失は増えますが、同時に同じだけの含み益も発生させることができます。つまり損益をご自身のポジション内で相殺させる事になります。もちろん利益も出ませんが、少なくとも損失を防げるというメリットがあります。その後、売りの底値でポジションを解消し、その後、株価やチャートが上昇することによって、さらなる利益を得るというわけです。このことから急激な価格変動の際のリスク軽減として利用されることが多いです。

両建ては万能ではなく、あくまでもリスク軽減措置

この両建てには賛否両論があって、特に海外の投資家はあまり利用しないと言われています。相殺されては結局無意味だという声も非常に多く聞かれます。
さらに業者によっては両建ての取り扱いが無いところもありますので、お使いの証券口座の確認も必要です。

とはいえこの両建ては株式投資や先物取引など多くの投資でも使われますので、投資に関わっている人はしっかりと覚えておきましょう。