投資において100%はなく、また、必ず勝てる相場も存在しません。
ここ数週間、ニュースなどでは日経20000円達成、復活の狼煙を上げた日本、投資家は皆が儲かりウハウハ等と言う報道も目立つようになりましたね。ある程度の相場の調整や5月の海外投資家の利益確定の動きから、軟調な展開はあれど、自民党主導のアベノミクスの最中ですので、まだ日経平均株価を中心に日本市場がショッキングに値を下げる事はなさそうです。とは言っても、怪しい情報商材を信じてはいけないのと同じベクトルで、あまりにも投資=儲かると過信することは危険です。
逆に言えばどんな相場観であろうとも、危機管理、資金管理をしっかりし続ける方にはそれ相応の結果や現実がついてきたりします。
この相場だからこそコツコツドカンを改めて注意すべき
今のご時世、ネット取引で気軽にトレードが行える反面、画面の数字を眺めていると、時に大事なお金だということを忘れてしまい、つい過剰な取引を行ってしまう事があります。初心者の頃には意外と小さな利益で満足しやすいので、利益確定も早く、大きく勝負に出る事は少ないと思うのでいいのですが、問題はある程度、トレードに慣れている方です。投資の失敗談でよく聞く「コツコツドカン」はいわば投資経験のややある、中級者位の方によく訪れます。また、テクニカルや難しい理論ばかりを勉強しすぎて、頭デッカチになり、必ず次はこう動くというような錯覚に陥ってしまい、つい大きな資金を投資につぎこんでしまう傾向もあるとされています。また、勢いに乗っている時に勝ち逃げができずにポジポジ病に陥り、せっかくの利益を半分失ってしまったりというケースも中級者の方によくみられます。
投資デビューブームはまだ続くはず
アベノミクスの成果からまずは日経20000円達成を実現したことで、前述の通り各メディアが主導する「投資生活って素晴らしい」「株主優待ってこんなにオススメなんです!!」的なトレンドがより強まってくるのは間違いありません。マスコミなどのお得意の投資デビューしましょうバブルが発生し、これから投資をやってみたいという方もどんどん増えてくるかと思います。もちろん投資スタートのきっかけは何でもいいんです。しかし、せっかく投資の世界に踏み込んだのなら、やはり稼げるほうがいいに決まっています。
初心者は買いから入るのが普通
基本的に売りから入る初心者の方は非常に少ないというデータがあります。僕自身も初めての取引はやはり、銘柄を買いから入り保有して、値が下がったところで焦って売却した思い出があります。(笑)それこそ数千円だったかと思いますが、残念な事にどこの銘柄だったか覚えていません。本当の投資デビューの方で、いきなり売りから入るケースは少ないと思うので、最初の取引はあなた自身のお気に入り商品の販売メーカーや、あなたの生活の身近な企業の中から、投資予算に合う銘柄を見つけばいいと思います。そのため、買いが強い今の相場状況は投資デビュー、取引を始めるには悪くないはずです。
さて、今回の記事の最後に投資のベテランの方には僕の意見なんて何の役にも立たないと思いますが、せっかくなので僕の投資の際に頭に入れている言葉を書いておこうと思います。
チャンスはピンチ
ピンチはピンチ
この言葉は僕が勝手にトレードの時に己に言い聞かせている言葉です。改めて文字にすると非常にネガティブな言葉ですね(笑)。自分でも驚きました。でも僕自身は投資に対しての姿勢はこのくらいでちょうどいいと思っています。
市場とは本当に答えのない世界で、マグレで勝つこともあれば、戦略通りに思い通りに値が動くこともあります。できる限り冷静な目線で、ご自身のトレードでよりよい結果を出せるように、皆様に爆益が舞い降りますように、今後もかぶりつきは応援していきますので、共に頑張りましょう!