【サンタクロースラリー】サンタクロースが投資家にプレゼント(お金)を運んでくる

【サンタクロースラリー】

ご存じの通り、12月は米国人投資家を中心とした節税対策による処分売りが出やすく、売り圧力もかかりやすいのが通例です。
ところがクリスマスに近づくと、その売り圧力も無くなり、1月にかけ買い戻しから株式市場が上昇する動きを示してきます。
市場関係者の間では、サンタクロース・ラリーと呼ばれアノマリー(季節要因)の一種として幅広く風物詩のように認識されています。
クリスマス近辺に、サンタクロースが投資家にプレゼント(お金)を運んでくるとの事ですが、日本の輸出関連株は対米依存度の高さから米国の株式市場の動向に翻弄されることも多く、サンタクロースラリーの影響は太平洋を越えて、日本の株式市場に影響を及ぼしてきます。

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過去の統計では、平均すると、サンタクロースラリーの期間にアメリカのS&Pは約1%、日本のTOPIXは約1.5%上昇している。
12月のTOPIXの過去の上昇率の平均は1.2%。サンタクロースラリーの期間の上昇率は1.5%
とは言え、大量死金筋の外国人投資家の参加が減ることによる、思わぬ騰落もあり得るだけに注意が必要です。

さて、クリスマスが終わればいよいよ年越しムードも本格的に進みます。
今週には第3次安倍内閣が発足し、週内にも経済対策取りまとめの予定。クリスマスが12月末割当の権利付最終日で、NISA口座の買い付けも基本的に25日最終となる。
後、11月全国消費者物価指数(コア指数)は、消費増税の影響を除いたベースで、10月のプラス0.9%をさらに下回る見込み。日銀・黒田総裁25日講演内容にも注目したいところ。 22日の週明け東京市場は小幅な揉み合い。海外投資家がクリスマス休暇入りしていることに加え、前週の大幅高や祝日を前に様子見ムード。ただ、新年に入ると新規資金が流入してくるという需給面のプラス材料も意識されていたようですね。

【個別注目銘柄】
*12月22日

  • 【5019】出光興産
  • 【5002】昭和シェル
  • 【5007】コスモ石油

2015年度前半に子会社化を目指すと報じられた業界再編期待から買い優勢。

  • 【8002】丸紅
  • 【8031】三井物産

原油高から両者堅調な株価推移。

  • 【7004】日立造船

「亜鉛空気電池」の開発報道から一時ストップ高