【休日】焼け野原のような為替相場に。110円台へ円高進行、マイナス金利からの恐怖の底なし沼継続中

マイナス金利で円安どころか110円台を攻める展開に

チャート

2月11日(建国記念日)ちょっと尋常じゃない相場状況になってきました。
前日の日経平均終値は1万5713円、そしてドル円レートは祝日の今日の前場からストーンと値を下げてあっという間に一瞬110円985を触るという恐ろしい値動きになっています。売りで大きく利益を獲得できた方は素晴らしいの一言に付きますが、黒田日銀の発表したマイナス金利政策で描かれていた円安株高戦略は見事につまずいていると言えるでしょう。

ドル円が落ちれば日経もつられてナイアガラに

SS 2016-02-11 19.21.29

現在、日経平均株価の下落率は17%に達し「アベノミクス相場」もいよいよ重要局面に突入したと言えます。とは言え、今回の下げトレンドに関しては明確な理由がなく、様々な要因が後付けのように噂されてます。
銘柄も簡単には手を出を出しにくいというか、本当は前回の記事にかいたように
今週は買い目線をもって待機してたんですが、結局ほとんど銘柄購入もできず、為替の方にもポジションをとることができませんでした。
(エントリーしても即損切りだった模様w)

中国株の下落+原油の下落+FRBの利上げによる新興国からのドル引き揚げ

2016年は年初からとにかく大混乱&ある種のパニック相場の真っ最中。大きな原因は中国株の下落、原油の下落、FRBの利上げといった言葉がニュースなどで頻繁に使われています。また北朝鮮のミサイルによる地合い悪化や、新興国からの資金引き上げなどのニュースもよく耳にします。

また、一部市場関係者は「世界経済の先行きへの懸念から投資家の間で保有する株式を手放す動きが広がっており、欧米市場の動向によってはさらに株価が下落する局面もあるだろう」と話しているそうです。

アベノミクス相場は始まって数年、破竹の勢いで株価やドル円を押し上げてきましたが、相場は常に一方通行ではなく、ある程度の上下を持って動いてますので、長期的にみればこの下げトレンドもいつかは落ち着き、また上昇トレンドに転換することは間違いありません。とはいえ今日の下げなどを見ていると、底なし沼の雰囲気はまだ根強いようで、買い目線でトレードをする投資家や含み損を抱えた投資家の方は、暗い休日、明日からの週末を迎えることになりそうです。